写真は管理会計受講修了書です。
「棚卸カイゼンになぜ管理会計?」と思うかもしれませんが、じつは関係が大いにあります。
現場のムダを測るツールとしてABC(: Activity Based Costing)を導入されているものづくり企業さんは少なくありません。分かりやすく言えば、「部材を倉庫からZ工程に移動させた、移動は〇〇さんが台車に載せておこなった」という場合にこのABCが活かされるわけです。移動というアクティビティを測り、現場の鏡としてのコスティングをしていくわけです。
そして次のカイゼンへと繋げていくわけです。もし倉庫での現品管理がうまく出来ていない場合、場合によっては倉庫のなかで探すこともあるでしょう。これら一連のなかでムダが一体どこになるのかを把握することができるツールが管理会計なのです。
みなさんのところではムダ取り活動はされているのでしょうか。少なくても部材倉庫での現品管理は正確でなければいけません。台帳に記載されているにもかかわらず、格納棚になかった経験が少なからず誰もが経験することと思います。
棚卸精度が高い企業ほど、部品を探すムダはなくなるわけです。
探す1秒は1円のムダです。その部品を探すために一体何分かかっているのでしょうか。
年末に棚卸をする企業も多いと思います。いつも台帳と現物が一致する、そんな部材倉庫にするべく、今からカイゼンをスタートさせましょう。